AI 時代における「変わらないこと」のコスト

この先、企業が成長できるかどうかは、メールやチャット、ビデオ会議といったサイロ化したツールから、先進的な「Work OS」にシフトできるかどうかにかかっています。

1目次
パート 1

メールがリスク要因になる理由

どの企業も(自覚しているかどうかは別として)すでに生産性向上システムを使って仕事をしています。そして多くの場合、そのシステムは長く変わっていません。インターネット初期を代表する 3 大アプリ、すなわちメール、チャット、ビデオ会議は、現在でも職場の主役でしょう。

しかし、AI ファースト時代が到来している今、こうしたモデルは自らの重さで崩壊寸前になっています。かつてのデジタルワークで主流だったツールが、今では最大のボトルネックになろうとしているのです。情報がメールに閉じ込められ、コンテキストが数々のツールに分散している状態では、AI は部分的なデータによる不完全な理解をもとに動くしかありません。

これは働く人のせいではなく、システムの問題です。AI や自動化が到来する前に設計され、現代のビジネス規模にも対応していないシステムに原因があります。
仕事のコストとして受け入れてきた技術スタックの分断が、AI 時代には機会損失に
Microsoft によると1、働く人は 1 日平均 117 通のメールを受け取っており、多い人では週あたり 9 時間近くをメールの管理に費やしています。さらに何らかのオンライン通知を 2 分おきに、1 日あたりにすると 275 回受け取っています。ビデオ会議も急激に増えており、業務時間外の通話も前年比で 16% 増。働く時間が長くなり、さらなる集中力の低下を招いています。

このような課題に対応しようと、プロジェクト管理トラッカーや議事録アプリといったピンポイントのソリューションが登場してきたものの、効率化は一部にとどまり、全体には及んでいません。それらは問題の一部分しか解決できず、その結果、人間と AI があらゆるツールを行き来して情報をつなぎ合わせなければならない、新たなサイロを生み出しています。
顧客イメージ
「この AI 時代において、私はイノベーションだけを考えているのではありません。ビジネスの姿をゼロから再構築しようと試みているのです」
Prasad Swaminathan 氏
Adecco、Group SVP 兼 Global Head of HR
パート 2

仕事の大転換

私たちの仕事の方法は、まだ AI の働きに対応できていません。もっと言えば、人間の働き方にすら対応できていません。

インフラやアナリティクス、CRM システムを最新化している組織は多いものの、その効果は現場の従業員まで十分に及んでいません。働く人たちは今も、バラバラのシステム間を行ったり来たりすることに、仕事時間の半分以上を費やしています。

表面上は仕事が完了し、ビジネスが成長しているように見えます。しかし水面下では、煩雑で退屈な作業に貴重な時間が使われることを私たちは受け入れてしまっています。メールやチャット、ダッシュボードに散らばった、会話やアプリ、データの間を右往左往することに、一日の大半が費やされているのです。
数字もそれを物語っています。一般的な SaaS 管理プラットフォームは平均で 114 種類の SaaS アプリと連携できますが、そのうちアクティブな利用が確認されているのは 40% のみ。Gartner の推計では、プロビジョン済みの SaaS ライセンスのうち、使用されなくなっているものが 25% にのぼっています。この状況では、無駄な出費がかさむとともに、可視性も損なわれてしまいます。

AI 時代の今、このような仕事のモデルが負担になっています。働き方を変革できるかどうか。それがこの先 の10 年間に成長する企業と停滞する企業を分けるポイントになります。
AI 時代を定義する 3 つの変化
01

AI にとって「会話」が不可欠に

皆さんが個人で AI を使うときには、自然言語による簡単なプロンプトや音声によって、AI とやり取りしているでしょう。その方法が仕事の世界にも変革をもたらそうとしています。従業員は、なじみのある自然言語を使った直感的な体験を望んでいます。まさにその期待に応えるのが AI エージェントです。

AI はコンテキストを分析し、いま何が起きているのか、何が重要なのか、次に何が起きるのかを理解します。

「会話」は人間にとってなじみがあるだけでなく、AI やエージェントの力も引き出せる方法です。意思決定や視点、期待、洞察などが共有される会話は、豊かなコンテキストが眠る場所であり、AI エージェントにとってのデータの宝庫です。

02

効率性が成長に欠かせない要素に

業務コストの 70% 以上を占めるのが人件費です。従業員はビジネスの成長の最も強力な原動力です。これからは、人間とデジタル双方の生産性を高いレベルへと引き上げた組織が、市場をリードしていくはずです。そうでない組織は、効率低下による収益減を免れることはできないでしょう。

これからの時代の企業の成長には、人間と AI のために構築された統合的な仕事の基本システムが必要です。それにより、1 つのフロー、1 つの行動システムで、人間と AI が足並みをそろえて業務を推進できます。

03

オープンで一元的な運用レイヤーが必要になる

AI 時代に成功をつかむには、あらゆる部門で人間とともに働いてくれる、目的に特化した AI エージェントが必要です。ただ、それをバラバラのアプリに導入しても混乱を招くだけ。一元的なプラットフォームがなければ、従業員はエージェントを使いこなせず、せっかくの投資が無駄になってしまいます。

これからの職場には、新しい「仕事の基本システム」が必要です。それは人、アプリ、データ、AI、エージェントを 1 か所に集め、コンテキストの共有、アクションの実行、学習をともに行う場所です。これを整備することで、企業にとっての最大の投資、つまり人的投資の効果を最大限に高められます。
パート 3

メールとチャットの限界

ほとんどの企業にとって、メールは依然として標準のコミュニケーションツールでしょう。企業によっては、これを Microsoft Teams のようなベーシックなチャットツールで補っています。こうした二重システムのアプローチは、理論的には理にかなっているように思われます。つまり、正式な連絡にはメール、手軽なコミュニケーションにはチャットというわけです。

しかし、実際のところ、このやり方では AI が力を発揮するのに必要なコンテキストが細分化されてしまいます。仕事が 2 つのシステムに分かれていることで、ワークフローや検索が分断され、十分なコンテキストが得られないのです。

ツールが連携されていないと、AI は力を発揮できません。これからの時代の仕事には、2 つのコミュニケーションシステムではなく、すべてを 1 つにまとめるプラットフォームが必要です。投資のロードマップからもこの限界が見えています。多くの会社が今もツール中心の AI 機能や、ツール間を橋渡しするパッチの開発を続けていますが、それらはギャップを根本的に解消するものではありません。
Teams によってメールが不要になるどころか、むしろそれへの依存度が高まり、ユーザーはさらなるアプリの切り替えを強いられることに
Teams を使ってもメールを手放せない理由
Teams は小規模グループでの会話のために開発されたものであり、記録のためのシステムではありません。Copilot in Outlook のような Outlook 中心の AI 機能や、Loop コンポーネントは旧来型のプラットフォーム間を橋渡しするものですが、そもそも現代の仕事に合わせた基盤が構築されていれば、こうしたパッチは不要だったでしょう。
より根深いのは構造的な問題です。Teams は、そもそも AI 時代の仕事に合わせて設計されたものではありません。Teams は 2001 年に誕生したドキュメント管理システム SharePoint を中心として設計されており、そのコンテナ化された仕組みにより、情報の見つけやすさとガバナンスの両立が難しくなっています。
限界はすでに見えています。組織全体においてチャネルを見つけ出すのが困難です。それぞれの「チーム」にチャネルの制限があるため、会社は複数のチームを立ち上げざるを得ず、それによりナレッジの細分化が進んでしまいます。メンバーを追加できるのはチーム所有者に限られるため、可視性が限定的でコラボレーションも進みづらくなっています。公開 / プライベート / 共有というチャネルの種類も固定されているため、公開チャネルをプライベートに変更したいと思った時には、削除して作り直すしかありません。
その結果、無数の小さなワークスペースにナレッジが分散します。こうした硬直的な構造により、働く人は情報を得るために、会話を追いかけまわし、チャネルを何度も作り直し、結局はメールに頼らざるを得なくなります。
AI 時代において、この構造は生産性を妨げるおそれがあります。AI が求めているのは、会話から生み出される、持続的で検索可能で、つながりのあるコンテキストです。ファイル整理のためのフォルダーベースの設計になっている SharePoint では、インテリジェントな仕事の力を十分に発揮できません。
仕事がコンテナに閉じ込められていると、AI は全体を参照できません。デフォルトの権限設定により会話に参加できるメンバーが限定されていると、AI は組織全体のナレッジから学習できません。構造的な制限によって組織のナレッジが細分化されることで、AI は情報を結びつけるという本来の強みを失ってしまいます。

AI 時代には、根本的に異なるアプローチが求められます。必要なのは、人とエージェントが同じコンテキストを継続的に共有し、会話のサイロ化を解消できる場所、つまり、仕事を可視化し、アクションを起こしやすいよう設計されたプラットフォームです。
ツールの分断がもたらす問題
Outlook と Teams は、ある矛盾をかかえています。それは、かたや硬直的すぎて進化できず、かたや細分化しすぎて大規模化できない、という課題です。これにより働く人は、データの追跡やツールの切り替え、情報をつなぎ合わせる手間が増え、ワークフローが円滑になるどころか摩擦を増やす状況に陥りがちです。こうした摩擦は、AI ファーストの時代に求められる生産性向上の妨げになります。

Outlook と Teams には AI が導入されているものの、その根底にあるモデルは変わっていません。2 つのツール、2 つのループがあることで、ユーザーの利用体験が分断されています。20 年経っても同じです。終わりのないメッセージ、バラバラのコンテキストにより、働く人は「デジタル負債」の海で溺れかけています。

メールや Teams に頼った働き方では、AI に期待どおりの力を発揮してもらうことはできません。いま必要なのは、人間、システム、AI エージェントを 1 つの「仕事のオペレーティングシステム」としてまとめる、一元化された会話型プラットフォームです。
顧客イメージ
「最初はツールとして Slack を使い始め、やがてそれが会社を運営する方法だと気づくのです」
Philip Hess 氏
reMarkable、CEO
パート 4

AI 時代に仕事はどのように進化するか

AI 時代に組織が成功を収めるには、先進的な仕事のプラットフォームが必要です。それは人、システム、AI エージェントを 1 つにまとめ、リアルタイムでコンテキストを共有してアクションを実行できる場所です。それにより、組織全体の仕事の進め方を再考し、硬直的なシステムやプロセスから、優先度の変化に応じて臨機応変に適応するネットワークへとシフトすることができます。具体的な方法は以下のとおりです。
01

記録のためのシステム

行動のためのシステムへ
今日のビジネス環境で成功を収めるのは、データを業務に活かす企業です。たとえば CRM、データクラウド、運用システムなどから引き出されたインサイトを直接仕事の流れに取り込むことで、人間と AI エージェントがその場ですぐに行動を起こせるようになります。多数のツールやアプリを切り替えることなく、やるべき仕事が、知見や背景情報とともに、すぐに着手できる状態で手元に届くのです。

これこそが「行動のためのシステム」の核心です。会話とデータを 1 つの場所に集約することで、起きたことを記録するだけでなく、成果を導くシステムが生まれます。

02

硬直的なプロセス

適応する組織へ
これまでの成長とは階層を増やすことでした。しかし、現代の成長とは、摩擦を取り除くことです。

状況に適応する組織は、生き物のシステムに似ています。共有チャンネル、AI による要約、優先度に沿ったインテリジェントな自動スウォーミングなどにより、すばやく問題を解決し、得られた学びをもとに対応を調整します。さらに AI がプロセスの実行を加速させます。インテリジェンスをワークフローに組み込むことで、あらかじめ定められた手順から、臨機応変な対応へとシフトできます。

03

手間のかかる雑務

目的志向の仕事へ
AI による自動化に向いているのは、生み出す価値の小さい反復的な作業です。それを自動化することで、働く人は、創造性の発揮、戦略の立案、関係構築といった、ビジネスの価値を高める仕事に注力できます。AI の本来の役割は、仕事を増やすことではなく、人々が意義のある仕事に取り組めるようにすることです。

この変化を受け入れる組織では、業務がスピーディーになり、大規模なイノベーションに取り組むゆとりが生まれます。

04

AI ツール

エージェント型のシステムへ
何千もの企業が AI エージェントを試そうとしていますが、その多くが同じ問題に直面しています。それは「コンテキストを理解しないエージェントは力を発揮しない」という課題です。多くのエージェントは、人間が常にインプットを与えなければ、ハルシネーションを起こしたり、動作に行き詰まったりしてしまいます。つまり、変革を次の段階に進めるには、仕事の方法を AI に対応したものにシフトさせる必要があります。そこで鍵を握るのがコンテキストです。

最も価値の高いコンテキストが眠っている場所は、データベースではありません。それは私たちの会話の中です。従業員が日々行う意思決定や説明、例外処理といった情報こそが、AI が文脈を理解するのに役立ちます。こうした会話から得られるコンテキストが、エージェントを活用する企業の基盤になります。これにより、AI はただ回答を返すだけでなく、人間と協力して仕事をするための学習が可能になるのです。

コンテキストを十分に学んでいないエージェント相手では、プロンプトの調整に時間をとられ、むしろ仕事が遅れてしまうことがあります。現在進行形の会話がなされている環境にエージェントを導入することで、この課題を解決できます。
36%
Slack でのプロセス自動化により節約できた時間5
500 万ドル
Slack での自動化で Box が節約できるコストの推計6

競争を生き抜くために必要なこと
AI 時代に合わせて仕事をアップデートするには、ただ AI を導入するだけでなく、組織全体で仕事の流れを再構築する必要があります。競争を生き抜くために、組織はバラバラのツールやサイロ化したワークフローから脱却し、一元化された Work OS により、すべての人とエージェントを 1 つのインテリジェントな仕事の流れの中で結びつける必要があるのです。

そうすることで初めて、AI は革新的な価値を生み出します。このシフトを成し遂げた企業は勢いを増し、そうでない企業は停滞を余儀なくされるでしょう。
顧客イメージ
「創業者に会うたびに『早く Slack を導入した方がいいよ』と言っています。ビジネスを立ち上げ、規模を拡大し、効率を保ちながら成長していくなかで、Slack が足元を固めてくれるからです」
Jordan Nathan 氏
Caraway、CEO
パート 5

Slack はエージェントを活用する企業のための「Work OS」

未来の働き方とは、アプリがまた 1 つ増えることではありません。必要なのはオープンで相互運用性に優れた AI 活用型のプラットフォームです。それが比類のないコラボレーションと無限の生産性を導きます。

Slack は人、データ、システム、パーソナライズされた AI やエージェントを、インテリジェントな 1 つのワークスペースにまとめることで、企業の仕事のあり方を再定義します。そこでは会話が意思決定に、データが行動に、AI が能動的なチームメイトになります。

Slack により、バラバラだったツールが、仕事が自然に流れる 1 つの環境に統合されます。こうして組織は、単なる調整を超えた「オーケストレーション」を実現できます。
すべてを一元化するワークスペース
現代の仕事はメールやスプレッドシート、プロジェクト別のツールなどに分散しています。Slack はこの状況を解消し、コミュニケーション、プロジェクト、データを集約する一元化されたデジタルワークスペースを実現します。

Slack なら、多数のアプリケーションを切り替えることなく、単一のハブで全体像を把握できます。わずらわしいステータスの更新も減り、集中力を保ちながら、より自信を持ってすばやく意思決定できるようになります。組織全体が見通しやすくなり、リーダーはどのメンバーが何に取り組んでいるのか、どこに問題があるのか、仕事の進捗はどうかなどをリアルタイムで確認できます。

Slack によって、仕事が「追いかけるもの」から「目に見えるもの」に変わるのです。
顧客イメージ
「私はたびたび、CEO なのに仕事を細部までよく把握しているねと言われるのですが、実のところそれは Slack の力を十分に活用している、というだけのことなのです」
May Habib 氏
Writer AI、CEO
人、システム、AI をつなぐ会話型のインターフェイス
Slack の中心にある会話型のインターフェイスは、自然で人間らしい方法でテクノロジーと関わるのに最適な方法です。働く人は普段づかいの言葉で質問して、データを抽出したりワークフローの指示を行ったりできます。たとえば「この四半期にまだ契約更新していない顧客は?」「エンジニアリングに関する最新情報を教えて」のように尋ねれば、Slackbot があなたのビジネスを支えるシステムの中から、すぐに答えを引き出してくれます。

このような会話型のモデルにより、働く人によるデータと AI の活用方法を変革できます。テクノロジーの定着スピードが向上し、摩擦が減って、あらゆる従業員が会社のシステム全体とやり取りできるようになります。トレーニングやタブの切り替えに時間をとられることもありません。

Slack では「会話」がインターフェイスです。その会話を通じて、コンテキストを理解してチームと連携する AI エージェントともやり取りできるのです。
顧客イメージ
「たとえば 20 年来のお客さまとの関係を引き継げと言われたら、主要な経営幹部、利用の履歴、契約条項、未解決の問題などの情報を、Slack や Salesforce、Box から探し回らなければならないでしょう。AI エージェントがいれば、そうした背景情報もすぐに抽出してもらえます」
Mark Wayland 氏
Box、前 CRO
業務に応じてカスタマイズ可能な柔軟性
組織によって働き方はさまざまです。異なるワークフローを 1 つの硬直的なシステムに閉じ込める必要はありません。Slack なら状況に応じて柔軟に対応できます。

ワークフロービルダーのような直感的なノーコードツールや、業界特有のニーズに応えるカスタムインテグレーションにより、チームは Slack 内のプロセスや自動化をカスタマイズできます。たとえば、マーケティングチームはローンチの管理、営業チームはパイプラインの進捗追跡、IT チームはインシデント対応など、各部門の業務に合わせたカスタマイズが可能です。

このような柔軟性により、自社のビジネスにぴったり合ったワークフローを実現できます。システムに自社の仕事を合わせる必要はありません。
Slack が営業活動の成長を促進
4 倍
営業サイクルを短縮7
2 倍
商談スピードがアップ7
36%
成約率が上昇7

あらゆるビジネスアプリやデータソースと接続
Salesforce、ServiceNow、Asana、Google ドライブ、Jira から Microsoft Teams、Drive、SharePoint まで、2,600 を超えるアプリやシステムとシームレスな連携が可能なSlack は、現代の企業にとって全体をつなぐ基盤になります。

リアルタイムで仕事の進捗状況が共有されることで、チームの足並みがそろいます。案件の成立、キャンペーンの開始、サービスチケットのエスカレーションなどの際には、適切なチャンネルで適切なメンバーにすぐに通知を送り、背景や次のステップも伝えられます。

それに加えて、エンタープライズグレードのセキュリティ、ガバナンス、コンプライアンスを備え、世界的な大企業に求められるレベルの厳格さと信頼性を確保します。
AI 時代に合わせた設計
Slack が Work OS として特にすぐれているのは、人間と AI が 1 つの流れの中で結びつくという点です。

Slack では、リアルタイム検索(RTS)API やモデルコンテキストプロトコル(MCP)といった技術を通じて、AI エージェントが社内のコンテキストに安全にアクセスできます。これにより、リアルタイムでの要約や提案、ユーザーとの協働が可能になります。

これこそがエージェントを活用する企業のためのアーキテクチャ、すなわち、一元化された環境でデータ、対話、意思決定が合流し、人間とデジタルチームメイトが共通の理解に基づいて協働できる場所なのです。
Slack が愛される理由
エンタープライズ向けツールではコンプライアンスやデータ管理への対応が当たり前になっている今、大きな差別化要因となるのは、いかに巧みにデザインされているか、つまり、人々が本当に使いたいと思うような体験を提供できるかどうかです。企業のコストの半分以上を人的コストが占める現状において、ソフトウェアは単なる便利ツールではなく、従業員のポテンシャルを最大限に引き出す手段です。調査によれば、従業員エンゲージメントが高い企業ほど、生産性、収益性、従業員の定着率において、競合他社を上回ることが示されています。

仕事のプラットフォームが直感的でスムーズで楽しいものなら、従業員は使ってみたくなり、導入率が高まります。優れた人材を引きつけることにもつながるでしょう。会話、コンテキスト、アプリ、エージェント、データが 1 かにまとまる Slack なら、退屈な作業も活気ある仕事の流れに変わります。
顧客イメージ
「ついに、組織全体でコミュニケーションでき、経験や成功、学びを共有できる場所が手に入りました。生産性も大幅に向上しています。Slack を導入する選択に間違いはありませんでしたね」
Varun Krishna 氏
Rocket Companies、CEO
Slack チャンネルのメリット
このような Work OS のアーキテクチャを実現する大きな力になっているのが、Slack のチャンネルです。SharePoint から受け継いだフォルダーベースの構造を持つ Teams とは異なり、Slack のチャンネルは円滑かつ柔軟で、制限とは無縁です。グループ DM で始めた仕事をプライベートスペースに移したり、部門を超えて協力したり、社外のパートナーにまで広げたりすることもスムーズ。仕事の流れが妨げられたり、背景情報が失われたりすることはありません。

チャンネルは階層や所有者による制限にしばられないため、誰でも仕事に参加しやすくなっています。人だけでなく、ファイル、データ、アプリ、ワークフロー、自動化、AI エージェントも、すべてを結びつけられる場所がチャンネルです。現在進行形のコンテキストとアクションが集まるチャンネルは、人間のコラボレーションとデジタルインテリジェンスをつなぐ役割を果たします。

これが Slack の構造的な強みです。ほかのシステムはコンテンツの保管方法を再現するだけですが、Slack は実際に仕事が進む様子をモデル化します。このオープンで柔軟、無限に拡張できる仕組みにより、ユーザーは認識や気運を共有しながら仕事を進められます。かたやメールと SharePoint に依存する組織は、サイロ化から抜け出せないままでしょう。
未来の働き方が 1 つになる場所
仕事のすべての要素が存分に活かされるよう設計された Slack では、インテリジェントな 1 つの仕事の流れのなかで、人、システム、AI が融合します。共有されたコンテキストや継続的な学習をもとに、記録のシステムが行動のためのシステムに、データが意思決定に、硬直的な階層構造が柔軟なネットワークに変わります。数字上の生産性が目的志向の仕事へと変わることで、あらゆる人の創造性とポテンシャルが解き放たれます。 AI もバラバラのツールからエージェント型のシステムへと進化し、従業員と連携しながらリアルタイムで学習・行動できるようになります。
パート 6

世界の革新的な企業はすでに理解している

世界トップクラスの先進的な企業は、調和的に仕事を進めるため、すでに AI を活用した仕事の基本システムに移行しています。

OpenAI や Anthropic といった AI 開発のパイオニア、Rivian や Box、reMarkable、Vercel などの次世代を牽引する企業には、1 つの共通点があります。それは「Slack で仕事をしている」ということです。

これらの企業はただ新しいツールを導入したのではありません。仕事の進め方から再構築したのです。メールや静的なコラボレーションツールでは、イノベーションの速度、すなわち AI を活用したビジネスの大規模化に必要なスピードに追いつけません。そこで求められるのは、アイデア、コンテキスト、行動をリアルタイムで集約できる場所です。
メールではイノベーションの速度に追いつけない
これらの企業において、Slack チャンネルは調査や製品、業務をつなぐ役割を担い、人間のコラボレーションとエージェントシステムが出合う場所になっています。Slack を業務の中枢として利用している Rivian では、エンジニアリング、サプライチェーン、エキスパート、カスタマーといったチームが共有チャンネルで協力し、短期間でのローンチや学習ループの高速化を実現しています。Box のリーダーシップチームのメンバーはこう話します。「Slack は私たちに計り知れない力を与えてくれます。それなしでの会社運営は考えられませんね」

パターンははっきりしています。急速に成長している世界の革新的な企業は、「メールから未来は築けない」ことに気づいています。AI 時代をリードする会社は、すでに先進的な仕事のプラットフォームに移行しています。それはオープンで拡張性に優れ、人間と AI の新しいコラボレーションのために設計されたプラットフォームです。

まだメールに頼っている企業は、現実に目を向ける必要があります。次世代の成長は、すでにSlack の中で始まっています。
顧客イメージ
「Slack は私たちの仕事の基本システムであり、ビジネスの運営方法そのものです。Engine の立ち上げ当初からともにあり、文字どおり一緒に成長してきました」
Demetri Salvaggio 氏
Engine、Customer Experience & Operations、Vice President
パート 7

今こそ働き方を再構築する時

AI 時代がやってくる……というのは間違いです。私たちはもうその真っただ中にいるのです。すべての経営幹部が考えるべきことは、AI によってビジネスが変革されるかどうかではなく、自社の運営モデルがその流れに対応できるかどうかです。

この 20 年間に、企業は CRM、ERP、分析プラットフォームといった記録システムに莫大な投資をしてきた一方、従業員が実際に仕事をする場の進化は見過ごされてきました。依然として意思決定にはメールが、行動を起こすには会議が必要で、情報のサイロ化によりコンテキストが失われています。

このようなモデルでは、これ以上前に進めません。OpenAI、Anthropic、Rivian、Box、Stripe といった今後 10 年を先導する企業の動きが、次のステップを示しています。それは AI に対応したスピードで仕事を進めること。つまり、人間とエージェントが 1 か所で連携する働き方です。

まさにグレートリセットとも呼べる仕事の大転換です。コミュニケーションからコラボレーションへ、コラボレーションからオーケストレーションへ、オーケストレーションからインテリジェントなアクションへ――。生産性、成長、人間のポテンシャルが融合する場所、それこそがエージェント時代の仕事の基本システム、Slack です。
変革を始める方法
01

どこで仕事がなされているのかを把握する

使い慣れたツールの先に目を向けましょう。どこで意思決定がなされているか、どこにコンテキストが保存されているか、どこでアクションが起っているか。答えが「メールの受信トレイ」だとすれば、その企業はすでに遅れを取っています。

02

「行動のためのシステム」を最初に導入する領域を見つける

摩擦が最も大きいところから始めましょう。営業活動、カスタマーサービスの問題解決、IT 運用などに課題はないでしょうか。データ、ワークフロー、AI を、メンバーがすでに共同作業している Slack チャンネルに持ち込むことで、スピードが格段に変化するはずです。

03

AI の基盤を固める

セキュアなインテグレーション、リアルタイム検索(RTS)API、そしてモデルコンテキストプロトコル(MCP)を用いることで、 AI エージェントと組織のあらゆるコンテキストを安全に接続できます。コンテキストを理解しない AI が不要な「ノイズ」になってしまうのに対し、Slack の AI は役立つ「シグナル」を提供します。

04

生産性を成長として再定義する

従業員一人ひとりの生産性が少しでも向上すれば、全体として大きなインパクトになります。Work OS を企業の戦略的な成長プラットフォームと位置づけるべき理由はそこにあります。
多くの企業がメールを卒業しています
新時代の成長を後押しするのは、AI と人間のポテンシャルが融合するオープンなネットワークです。

アプリや会議、メールを増やすことからは、次世代の成長は生まれません。成長できるのは、働き方を再設計する勇気をもつ組織だけです。

働き方の未来は、すでにメールの受信トレイから Slack に移っています。

ぜひ一緒にその歩みを進めませんか?